「Web広告を出したら“変な人”が来る」本当の理由、Web広告の都市伝説


あなたはSNSやブログの投稿やってますか?

多くのビジネスで集客のためにFacebookやInstagram、XなどのSNSを活用して集客をしようと一生懸命に投稿していますよね。

ブログはどうでしょうか?アメブロ、note、はてなブログ、あるいは自社専用のブログサイトなどなど。

YouTubeなどの動画系や、スタンドFMなどの音声系の配信もありますよね。

中には、全部やってるよ!って言う人もいるかも知れませんね。そこまででなくても、SNSとブログとYouTubeはよっているよ!と言う方は結構多いんじゃないかと思います。

それで、思ったとおりに集客できてますか?

おそらく、うまくいっていないという人がほとんどではないでしょうか?

投稿の内容が悪い?

タイミングが悪い?

もっと頻繁に発信しないといけないのか?

もしかしたら発信している場所自体が私に合ってないのか?

いろいろ考えるけど、何していいのかよく分からん!

という感じではないでしょうか?

一方で、集客したいと思っている人であれば、『広告』を考えた人もきっと多いと思います。

今はWeb広告がはやっていますよね。少額で大量の集客が期待できるWeb広告は個人事業主から大企業まで、幅広く利用されている広告媒体です。

では、実際、Web広告を使っている人はどれくらいでしょうか?かなり少ないと思います。

私の周りの経営者や個人事業主も、Web広告を使って集客している人はあまりいないんですよね。と言うか、ほとんどやってる人はいませんね。

その人たちに、なぜWeb広告を使わないのか聞いてみると、だいたい次のような答えが返ってきます。

Web広告を出さない理由トップ5!(chokyoの独断と偏見から)

  1. Web広告を出したら変な人が来る
  2. お金がかかる
  3. 集客できるか分からない
  4. 難しそう
  5. まだ広告を出すほどのビジネスではない

その他にもいろいろな理由があると思いますが、Web広告肯定派の私から見ると、これらの理由は全て、Web広告をやらない”言い訳”に聞こえるんですよねぇ。

経営者にはいろんな考えがあるので、否定するつもりはありませんが、利益を求めるならそれらの考えは捨てた方がいいと思いますよ。

今回は「1.Web広告を出したら変な人が来る 」について私の考えを書てみることにします。

「Web広告を出したら変な人が来る」

これを理由にWeb広告を避ける人が私の周りには多い!「なんでWeb広告出さないの?」と聞いたら最初に帰ってくる答えがだいたいこれ。私の周りだけかと思ったら、他でも同じような理由で広告を怖がっている人が多いと聞きました。

そして、そういう人たちは、Web広告をやらない代わりにSNSやブログを一生懸命がんばっています。

SNSやブログからは”変な人”は来ない?

でもね、SNSやブログだと“変な人(お客さん)”は来ないのでしょうか?

SNS/ブログとWeb広告を出している場所はほぼ同じなので、Web広告で”変な人”が来るのであれば、SNS/ブログも同じなはずですよね!

もちろん、Web広告はSNS/ブログよりも多くの人に見られるので、”変な人”が来る可能性は高くなるかもしれません。

ですが、多くの人に見られるから”変な人”が来るのでしょうか?

もしそうであれば、Web広告をバンバン出しているビジネスには”変な人”がいっぱい来ていて、その人たちの対応に苦慮しているんでしょうかね?

であれば、Web広告は出さないという判断になっているはず。

Web広告の現状

そういうビジネスが多ければ、Web広告を出すビジネスも少ないはずですよね。出せるのは”変な人”に対応するしっかりとしたカスタマーサポートを持っている、ある程度規模の大きいビジネスだけで、中小企業や個人事業主などは広告出さない(怖くて出せない)企業がほとんどになるんじゃないでしょうか。

でも現実はそうではないです。

株式会社電通が2025年3月に出した報告書では、2024年に企業がWeb広告にかけた金額は「3兆6,517億円(前年比109.6%)と過去最高を更新」したそうで、2025年も同等の増加が見込まれるということです。

Amazon Adsの独自調査では中小企業の広告投資率は49%で、将来的に広告投資を検討している企業は約70%と高い意向にあるということです(Amazon Adsの調査は紙媒体やマスメディアも含めた広告全体の調査ということなのですが、大きな広告予算がかけられない小規模事業ではWeb広告がほとんどだと思ういます)。

これだけWeb広告が伸びている事実からすると、”変な人”が来る説はWeb広告にたいする間違ったイメージであると言ってもいいと思います。

”変な人”が来る本当の理由

もう一つ。 

仮にあなたのところに”変な人”が来たとします。なぜ来たんでしょうね?

その人は確かに広告を見たかもしれませんが、なんで多くの広告の中からあなたの広告をクリックして来たんでしょうか?

勘のいい方はもうお気づきかもしれません。そうです、広告の内容(コンテンツ)に惹かれて来たんです。広告がその人を呼んだのではなく、あなたが作った広告の”コンテンツ”が”変な人”を呼んだんです。

悲しいですが、それが事実です。

それはSNSやブログのコンテンツにしても同じことです。

人が行動するときは何かを期待しています。

その期待が裏切られると、人は不満を感じ、クレームを言ってきます。

そして、あなたにしてみたらその人は”変な人”になるわけです。

それが起こるのは、あなたが伝えたかったことを、他の誰かが見たときに違う意味で理解してしまった、つまり”誤解”したときです。

誤解したままリンクやボタンをクリックしてあなたのところに来ますが、その人は初めて会うあなたのことを信用してはいません。信用以前の問題で、だまされるんじゃないかと警戒している、そんな状態です。そんな人の期待を裏切ると当然不満にもなりますよね。

マーケティングでは「サルでも分かるように」とよく言いいます。もちろん普通のサルにいくら分かりやすく話しても通じませんが、それくらい分かりやすくコンテンツを作りましょう、ということです。なるべく誤解されないようなコンテンツを作ることで”変な人”は減らせます。

なんなら、「こんな人はお断り」のようなコンテンツを書いておくのも手です。こんなキツイ書き方でないはにしても、「こんな人には向いていません」 みたいにやんわりと書いておくのも有効です。これは実際に広告やLPによく盛り込まれるコンテンツで、これがフィルターの役割をして、”変な人”が入ってくるのを防ぎます。

『誰に』が最も重要

そして、もう一つ大事なことは、誰に向けてのSNS/ブログの投稿、あるいは広告なのかを「サルでも分かるように」作ることです。これはマーケティングで最も重要なポイントです。

「誰でもいいからみんなに買ってほしい」と思ってコンテンツを作るから誰でもきちゃうんです(来たらいいんですが、普通はあまり来ない&売上が上がらない&来たら”変な人”になりがちの原因)。

自分の商品やサービスを使ってほしいあなたの理想顧客をしっかりと決めて、その人たちだけに通じればいい、という割り切り方でコンテンツを作ると、自ずとそういう人たちが集まってきます。その人たちはあなたの理想顧客なのでクレームも少なく、商品・サービスに満足して次のお客さんを紹介してくれるはずです。

そのようなコンテンツだと、SNS、ブログ、広告から”変な人”は来なくなります。

いや、言い過ぎ。ネットという、どこの誰がいるか分からない場所なので、100%”変な人”を防ぐのはできませんが、来る可能性はかなり低くなります。

現に、私のクライアントさんのところにも”変な人”が来たという話しは殆ど聞いていません(広告ではなくビジネス上のやり取りでのクレームはないわけではありませんが、それはビジネスのやり方の問題で、広告が原因ではありません)。 

最後に

Web広告をごり押しするつもりは全くありませんが、「変な人が来るから」という間違った認識で集客の機会を失っている人が多く、本当にもったいないと思っています。

Web広告をやったことのない人にとっては”未知の領域”で、いろんな不安が先行してなかなか踏み出せずにいると思うのですが、やってみたら「もっと早くやっておけばよかった!」となるはずですので、是非トライしてみてください!

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