最近、いくつかのLPを拝見してアドバイスさせていただく機会がありました。
その中で気づいたのは、どのLPにも「共通の課題」がある、ということです。

その課題とは――

ターゲット、ターゲットの状態、そして文章の構成。

この3つが整理されていないと、どれだけ時間をかけて作ったLPでも「売れるLP」にはなりません。
逆に、この3つをしっかり意識するだけで、反応率は大きく変わります。

では、それぞれについて詳しくお話ししていきます。


1. ターゲットを明確にする

まず大前提となるのが「ターゲットを決めること」。

ターゲットとは、あなたのLPを読んで欲しい理想のお客さんのことです。
年齢、性別、職業、ライフスタイル、価値観など、具体的にイメージできるほど良いです。

例えば、ただ「ダイエットしたい人」では範囲が広すぎます。
「30代女性で、仕事と子育てで忙しいから手軽に続けられるダイエットを探している人」
ここまで絞ると、伝えるべき言葉やアピールの仕方が変わってきます。

ターゲットを明確にすることは、LP全体の方向性を決める最初のステップです。
これがぼやけていると、誰にとっても刺さらない文章になってしまいます。


2. ターゲットの「状態」を決める

次に重要なのが「ターゲットの状態」です。

これはつまり、そのターゲットが「購買プロセスのどの段階にいるか」ということ。
同じ人でも、状態が違えば響く言葉はまったく変わります。

例えば、疲労回復サプリの例で考えてみましょう。

  • まだ疲れを取る方法を探し始めたばかりの人
  • すでに色々なサプリを調べて、成分にも詳しくなってきた人
  • ある程度候補を絞って、購入するかどうかを決めたい人

この3人に同じ言葉を投げかけても、反応は全然違います。

探し始めたばかりの人に「α-リポ酸1000mg配合!」と書いても、それが何なのか分からないから響きません。
でも、調べ尽くした人には「おっ、ここまで配合されてるのか!」と強い訴求になります。

つまり、「ターゲットは誰か?」と同時に「その人は今どの段階にいるか?」まで決めておく必要があるのです。

ここを外すと、せっかくのLPが読まれないまま閉じられてしまう可能性が高いです。


3. 文章の構成を整える

最後は「文章の構成」です。
これは伝える順序のこと。

LPは読者の心理的な流れに沿って組み立てる必要があります。

典型的な流れは以下の通りです。

  1. 問題提起
     「あなたにはこんな悩みありませんか?」と問いかける
  2. 共感
     「私も同じ経験をしました」「多くの人が悩んでいます」と寄り添う
  3. 解決策の提示
     「その悩みを解決するのがこの商品です」と提示する
  4. 証拠や実績
     「導入実績」「お客様の声」「データ」などで信頼を積み上げる
  5. オファー
     「今なら〇〇が無料」「限定キャンペーン」などで背中を押す
  6. 行動を促す
     「今すぐお申し込みください」と明確なCTAを置く

この流れに沿って書くだけで、読みやすく説得力のあるLPになります。
逆に、いきなり商品のスペックや価格から入ってしまうと、読者は「自分には関係ない」と思ってしまい、離脱してしまうのです。


3つのポイントを組み合わせるとどうなるか?

例えば、あなたが「在宅ワークをしている30代女性で、腰痛に悩んでいる人」をターゲットにするとします。

状態としては、まだ病院に行くほどではないけど、日常生活に支障を感じ始めている段階。

この場合、LPは次のような流れになります。

  • 問題提起:「長時間のデスクワークで腰が重だるい…」
  • 共感:「私も同じ悩みを抱えていました」
  • 解決策:「そんな方におすすめなのが、このサポートクッションです」
  • 証拠:「モニターの90%が腰の負担が軽減したと回答」
  • オファー:「今だけ初回30日返金保証付き」
  • 行動促進:「今すぐお試しください」

このように「ターゲット × 状態 × 構成」を意識すると、自然と刺さるLPができあがります。

では、比較検討段階の人にはどうするか?

一方で、ターゲットがすでに情報を集め、複数の商品を見比べて「最後の決断」に入っている場合は構成を変える必要があります。

この人たちは「自分の悩み」や「その悩みを解決するために商品が必要だ」という認識はもう持っています。
だから、問題提起や共感に多くの文字数を割く必要はありません。

むしろ求めているのは「他社商品と比べて、この商品を選ぶ理由」です。

構成の流れはこうなります。

  1. 結論(ベネフィットを最初に提示)
     「腰の負担を最小限に抑えるNo.1クッションです」
  2. 比較での優位性
     「他社製品との違いは厚み・通気性・耐久性の3点」
  3. 数字やデータで裏付け
     「30日間のテストで〇%が効果を実感」
  4. お客様の声や導入事例
     「他の商品から乗り換えた方の感想」
  5. オファーと安心材料
     「返金保証」「送料無料」「初回限定割引」など
  6. 行動を強く促す
     「在庫がなくなる前に、今すぐ申し込みを」

このように「比較検討層」には、冒頭から商品優位性を打ち出し、判断材料を明確に提示してあげることがカギになります。


まとめ

売れるLPを作るポイントは、

  1. ターゲットを明確にする
  2. ターゲットの状態を決める
  3. 文章の構成を整える

この3つです。

多くの人は「デザインをかっこよくする」とか「キャッチコピーを派手にする」ことに意識がいきがちですが、それは本質ではありません。
本質は「誰に、どんな状態で、どんな順序で伝えるか」です。

この3つを押さえて作れば、あなたのLPはグッと読み進められやすくなり、結果として売上につながります。

ぜひ次にLPを作るときは、この3つを意識してみてください。

ではでは!

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