これまでクライアントからサイト制作の依頼を受けるたびにレンタルサーバー上に開発環境を作っていたが、今回の案件はそれではかなり厳しかった。

というのも、今回の案件はリニューアル。ビッグキーワードで検索すると2番目に出てくるという、サイト制作者にとっては緊張物の案件(リニューアルすることで検索の順位が下がったら大変!)

なので、なるべく今のサイトの中身は変えずにリニューアルしたが、1点問題が…

サイトのファイルサイズが大きすぎ!

バックアップファイルをダウンロードして、サーバーの開発環境にアップロードしようとしたが、インポートの途中で止まってしまい、開発環境がなかなか作れない。

だいぶ前にローカルにXamppを入れてあったので、そこに開発寛容を作ろうとしたが、なぜか動かず。Localは激重いので範疇外。

まえからWindows Subsystem for Linux(WSL)で構築できることは知っていたが、めんどくさくて試していなかったので、今回はそれを試してみることにした。

が!コマンドに詳しいわけではない私。そうだ、こんな時こそチャッティー(ChatGPT)に聞いてみようと思い、聞いてみた。

そしたら、まぁ、すばらしい結果に!

以下、チャッティーの回答をそのまま載せる。


✅ 全体の流れ(10〜15分で完了)

  1. WSL2 を有効化
  2. Ubuntu を Microsoft Store からインストール
  3. LAMP(Apache / PHP / MariaDB)をインストール
  4. WordPress 用の DB を作成
  5. WordPress を配置
  6. WordPress を起動して初期設定
  7. 便利に使うための追加設定(推奨)

🟦 Step 1:WSL2 を有効化する

PowerShell(管理者)で以下を実行

wsl --install

これで:

  • WSL2 が有効化される
  • Ubuntu が自動インストールされる
    (もし入らなければ次のステップで入れます)

再起動を要求されたら、必ず再起動してください。

🟦 Step 2:Ubuntu をインストールする

もし Step1 で入っていなければ、
Microsoft Store で「Ubuntu」を検索し、以下をインストール:

  • Ubuntu 22.04 LTS(推奨)
  • ARM CPU でも動く

起動すると最初に:

  • 新しい UNIX ユーザー名
  • パスワード

を聞かれるので設定する。

🟦 Step 3:LAMP(Apache / PHP / MariaDB)をインストール

以下を Ubuntu に貼り付けるだけで OK:

更新

sudo apt update && sudo apt upgrade -y

Apache をインストール

sudo apt install -y apache2

PHP + 必要な拡張をインストール

sudo apt install -y php php-mysql php-xml php-mbstring php-curl php-zip php-gd php-intl

MariaDB(MySQL互換)をインストール

sudo apt install -y mariadb-server

Apache と DB を起動

sudo service apache2 start
sudo service mariadb start

ブラウザで http://localhost を開いて
Apache の初期ページが出れば成功!

🟦 Step 4:MariaDB(MySQL)を初期設定

セキュリティ設定(rootパスワード設定など)

sudo mysql_secure_installation

質問例:

質問回答例
Switch to unix_socket authentication?n
Change the root password?y → 任意のPW
Remove anonymous users?y
Disallow root login remotely?y
Remove test database?y
Reload privilege tables?y

完了!

🟦 Step 5:WordPress 用データベース作成

MariaDB にログイン:

sudo mysql -u root -p

DB とユーザを作成:

CREATE DATABASE wp DEFAULT CHARACTER SET utf8mb4 COLLATE utf8mb4_unicode_ci;
CREATE USER 'wpuser'@'localhost' IDENTIFIED BY 'password';
GRANT ALL PRIVILEGES ON wp.* TO 'wpuser'@'localhost';
FLUSH PRIVILEGES;
EXIT;

🟦 Step 6:WordPress を配置する

/var/www/html に移動

cd /var/www/html
sudo rm index.html

WordPress をダウンロード&展開

sudo wget https://wordpress.org/latest.tar.gz
sudo tar -xvzf latest.tar.gz
sudo mv wordpress/* .
sudo rmdir wordpress
sudo rm latest.tar.gz

権限調整

sudo chown -R www-data:www-data /var/www/html
sudo chmod -R 755 /var/www/html

🟦 Step 7:WordPress の設定画面へアクセス

ブラウザで:

http://localhost/

WordPress の初期設定画面が開くので:

  • DB名:wp
  • ユーザー名:wpuser
  • パスワード:password
  • DBホスト:localhost

を入力 → インストール完了!

🟦 Step 8:便利設定(推奨)

✔ PHP のバージョン切替(任意)

sudo update-alternatives --config php

✔ Apache の自動起動

WSL2 はデフォルトでは自動起動しないので、
WSL の startup で Apache・MariaDB を自動起動させられます。

sudo nano /etc/wsl.conf

内容を追加:

[boot]
command="service apache2 start && service mariadb start"

WSL を再起動:

wsl --shutdown

→ Ubuntu を再度起動すれば自動で Apache と DB が立ち上がるようになります。

🟦 追加:WordPress の開発が快適になる設定

🟩 ① Windows 側の VSCode で WP を編集

  1. VSCode を開く
  2. F1"WSL: Open folder in WSL"
  3. /var/www/html を開く

→ Windows の VSCode で WP をそのまま編集可能!

🟩 ② localhost の速度が爆速になる理由

WSL2 + Ubuntu の LAMP は:

  • WordPress が Linuxネイティブ動作
  • ファイルアクセスが Windows より高速
  • MySQL も ARM ネイティブ対応で速い
  • 仮想マシン型 Local より圧倒的に軽量

Local が「重く感じた」人も、WSL2 だと びっくりするくらいサクサク になります。

🎉 まとめ:WSL2 + Ubuntu の WordPress 環境はこうなる

項目評価
速度⭐⭐⭐⭐⭐(Local の2〜5倍速い)
安定性⭐⭐⭐⭐⭐
ARM対応⭐⭐⭐⭐⭐
難易度⭐⭐⭐(慣れれば簡単)
講座で使いやすさ⭐⭐⭐(上級講座向け)

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