
こんにちは!Webコンサルタントのchokyoです!
今日(2025/04/13)、ChatGPTの画面を開いたら、新機能追加のお知らせが表示されてました(上の画像の通り)!
「…、で?」
と思っている方もいらっしゃるかと思いますので、どう便利なのか?リスクはないのか?など、解説したいと思います。
- 1. そもそも、ChatGPTは記憶するの?
- 2. どこまで覚えてるの?
- 2.1. 1. 保存された「メモリ」の参照
- 2.2. 2. チャット履歴の参照(新機能)
- 3. チャット履歴の参照で、何が便利になるの?
- 3.1. 続きの会話がラクにできる
- 3.2. 繰り返し説明しなくていい
- 3.3. あなたの好みに合わせた提案ができる
- 3.4. 複数の話題をまたいでアドバイスしてくれる
- 4. でも、覚えられすぎたら不安…という方へ
- 5. 記憶機能をオン・オフにする方法
- 5.1. 【ステップ1】ChatGPTの画面右下の「…」メニューをクリック
- 5.2. 【ステップ2】「設定(Settings)」を選択
- 5.3. 【ステップ3】「Personalization(パーソナライズ)」を開く
- 5.4. 【ステップ4】「Memory(メモリ)」をオン・オフ
- 6. 記憶された内容を削除する方法
- 6.1. 【ステップ1】同じく「Settings(設定)」を開く
- 6.2. 【ステップ2】「Personalization」→「Manage Memory(メモリの管理)」へ
- 6.3. 【ステップ3】「Delete」ボタンを押す
- 7. 会話履歴を削除する方法
- 7.1. 【方法】
- 8. 最後に
そもそも、ChatGPTは記憶するの?
はい、します!
ChatGPTには「メモリ機能(記憶機能)」というものがあり、これまでの会話やあなたの好み、話した内容などを覚えておいてくれることがあります。
たとえば、「私は紅茶が好き」と話したら、次の会話で「今日は紅茶を飲みましたか?」と聞いてくれるようになるかもしれません。ちょっとしたパーソナルアシスタントのようですね。
どこまで覚えてるの?
ChatGPTには2つの記憶モードがあります:
1. 保存された「メモリ」の参照
これは、「あなたについて覚えていること」をまとめて記憶しておく機能。設定画面で確認や削除ができます。
2. チャット履歴の参照(新機能)
これは最近追加された機能で、これまでにやりとりしたすべての会話を参考にできるようになりました。保存されたメモリだけでなく、過去の会話全体をもとに、より自然で文脈に合ったやりとりができるようになります。
チャット履歴の参照で、何が便利になるの?
「チャット履歴の参照」機能が使えると、過去に話したことをもとに、よりスムーズで的確なやりとりができるようになります。
たとえば、こんなことが可能になります:
続きの会話がラクにできる
昨日「チラシのキャッチコピーを考えて」と頼んだことを、ChatGPTが覚えていてくれるので、次の日に「昨日のやつ、もう少し女性向けに変えて」と言うだけで話が通じます。
→ 普通のAIだと「昨日のやつって何?」となりがちですが、ChatGPTはちゃんとつながりを理解してくれます。
繰り返し説明しなくていい
たとえば「私は美容室を経営しています」「20〜40代の女性がターゲットです」といった情報を最初に伝えておけば、次の会話でもその前提で提案をしてくれるようになります。
→ 毎回同じ説明をしなくていいのは、地味にありがたいポイントです。
あなたの好みに合わせた提案ができる
「やさしい言い回しが好き」「カジュアルな文体で書いて」と伝えておくと、次回からもそのトーンで文章を作ってくれます。
→ あなた専用のAIアシスタントに育てていけるような感覚です。
複数の話題をまたいでアドバイスしてくれる
たとえば「ブログのネタ」と「SNSでの投稿」について別々に相談していたとしても、ChatGPTはそれらを関連づけてくれて、
「このブログネタ、Instagramの投稿にも活かせますよ」といったクロスな提案をしてくれます。
このように、チャット履歴の参照があると、一回きりの会話ではなく、あなたの“文脈”を理解したアドバイスがもらえるようになります。
まるで、いつも隣にいてくれるパートナーのような存在になる――それが「チャット履歴の参照」の最大のメリットです。
でも、覚えられすぎたら不安…という方へ
ここまで読んで、「便利なのは分かったけど、全部覚えられるのはちょっと怖いな…」と思った方もいらっしゃるかもしれません。
たしかに、AIとの会話がどんどんパーソナルになっていくと、「自分の情報がずっと残ってしまうんじゃないか」という不安も出てきますよね。
でも、安心してください。ChatGPTでは、記憶に関するコントロールは、すべてあなた自身が行える仕組みになっています。
たとえば:
- 「この話は忘れて」と言えば、その内容をChatGPTが忘れてくれます。
- まったく記憶を使わない「一時チャット」という機能もあります。
- 設定画面から、記憶(メモリ)や会話履歴を自分で削除することもできます。
つまり、必要なときだけ便利に使って、残したくないときはすぐに消せるという、とてもバランスの取れた設計になっているんです。
記憶機能をオン・オフにする方法
ChatGPTの記憶機能は、設定画面からいつでもオン・オフの切り替えができます。以下の手順で簡単に操作できます。
【ステップ1】ChatGPTの画面右下の「…」メニューをクリック
画面の右下にあるメニューアイコン(縦に3つの点)をクリックします。
【ステップ2】「設定(Settings)」を選択
表示されたメニューから「Settings(設定)」をクリック。
【ステップ3】「Personalization(パーソナライズ)」を開く
左側のメニューにある「Personalization(パーソナライズ)」を選ぶと、「Memory(メモリ)」の項目が表示されます。
【ステップ4】「Memory(メモリ)」をオン・オフ
ここで、記憶機能を有効(ON)にするか、無効(OFF)にするかを選択できます。
- オンにすると:ChatGPTがあなたの好みや情報を覚えてくれます
- オフにすると:ChatGPTは過去の情報を使わなくなります(新たに覚えることもありません)

記憶された内容を削除する方法
すでに覚えられてしまった内容をあとから削除することもできます。
【ステップ1】同じく「Settings(設定)」を開く
上記と同じように、右下メニューから設定を開きます。
【ステップ2】「Personalization」→「Manage Memory(メモリの管理)」へ
メモリが有効になっている場合、「Manage Memory(メモリの管理)」というボタンが表示されます。
【ステップ3】「Delete」ボタンを押す
記憶されている内容が一覧で表示されるので、削除したいものだけ消すことも、すべてのメモリを削除することもできます。
※この機能は本記事の執筆時点(2025/04/13)では、まだ私のアカウントには反映されていませんでした。
会話履歴を削除する方法
ChatGPTの画面左側には、過去のチャット履歴が一覧で表示されます。
そこから不要な履歴を削除・アーカイブすることで、その会話がメモリに使われるのを防ぐことができます。
【方法】
- 左側のチャット履歴にマウスを当てると、ゴミ箱アイコンが表示されます。
- クリックすると「削除しますか?」と聞かれるので、「はい」を選べば完了です。
補足:削除してもすぐには反映されないことも
注意点として、履歴や記憶を削除しても、ChatGPTの「強化された記憶」機能から完全に消えるまでに数日かかることがあります。「すぐに忘れてほしい!」というときは、個別に「この内容は忘れて」と伝えるのも有効です。

最後に
記憶機能は便利ですが、使うも使わないもあなた次第。必要なときだけオンにして、必要のないときはオフにできる柔軟な仕組みなので、安心して使えます。
「AIともっとスムーズにやり取りしたい」
「でもプライバシーは守りたい」
そんな方にこそ、この機能をうまく活用してほしいと思います!