
先日(2026年4月)、いつものようにCanvaで広告用のバナーを作っていて、
「この線のゆがみを、もう少し大きくしたいんだよなぁ」
ということがあって、Canvaの素材の中からイメージに近い素材を探していたんです。
気付いたら30分探している…
しかも、イメージに合うものが無い!
全く以て時間のムダ!
ほんの些細なことなので、一番近いイメージの素材で代用すればいいんですが、その時にはそれすら探せず、途方に暮れていました。
一昔前なら、こんなの自分でチャチャっと作っていたのに…
そこで思い出したのが”Affinity”というデザインソフト。
AffinityはAdobeのIllustratorとPhotoshopの機能を同時に持つ優れたソフトで、Adobeを止めようと思っていた頃に見つけて、価格もかなりお手頃(1万円前後で、しかも買い切りで、バージョンアップごとに購入する、昔の売り方)だったので購入もしてあったソフトなんです。
(お察しのように、全然使っていませんでした😅Webマーケティングで使う程度であればCanvaで事足りちゃうんですよね)
「Affinityでサクッと作っちゃおっかなぁ」
と思ったのですが、2022年に購入したAffinityはインストールすらしていなかったので、最新版が出ていないかネットで探したら…
無料になってる!
マジか!
最新版を無料でゲットしてインストールしなきゃ!
ということで、早速ダウンロード&インストール!
そしたら、なんか様子がおかしい。
「あれ?なんでCanvaのロゴが出てきてるんだ?」
まさか!
と思ってググってみたら、2025年にAffinityはCanvaに買収されていました😅
同じデザイン系ソフト会社同士の買収劇は2005年のAdobeがMacromediaを買収したを思い出します。
それまでWebデザインのツールとしては(私の個人的好みデモありますが)、Macromediaの製品が圧倒的に使いやすかったのですが、Adobeはそれを買収することで潰しにかかったんですよねぇ(実際、そのソフトは世の中から消され、Adobeの製品だけが残った経緯があります)。
CanvaもAffinity潰しにかかってる?
いや、今回はちょっと違う気がします。
Affinityの何が優れているのか?
Canvaって誰でも簡単に作れるように設計された優れたデザインツールではあるんですが、Webの画像を自力で作ってきた私にとってはかゆいところに手が届かないことが結構あるんですよねぇ~。
例えば、ロゴの作成が分かりやすいかも。
Canvaでロゴを作ろうとしたら、線の微妙な曲がり具合の調整や、フォントの形を変えるなど、細かいことはできないので、独創的なロゴは作れないんですよ。
そこで登場するのが、グラフィックデザイン業界では必須のAdobe Illustrator!
Illustratorは簡単に言うと「線を書くことがうまい」デザインソフト。思い通りの線がキレイに描けるので、グラフィックデザイナーさんたちには超ありがたいソフトなんです。
ただし、弱点が…
写真の加工ができない。
写真を明るくしたり、ぼやかしたり、透かしたり、写真の一部の色を変えたり…
現在、スマホアプリでできるような写真や画像の加工がIllustratorは苦手なんです。
(Illustratorを使うのを止めて4年ほどになるので、今はどうか知りませんが)
そこで必要になるのがAdobe Photoshop!
画像の加工はこれ1つあれば何だってできる優れたソフト。現代のスマホで写真加工できる技術は、ほぼPhotoshopの機能と同じものです。
ここで疑問が出てきます。
なんで1つのソフトでできるようにならないの?
素人だったらそう思っても仕方ありません。
だって、写真も線も画像でしょ?
って思いますよね。
技術的な話はやめておきますが、Adobe社はかなり昔からそれらのソフトを開発していた関係で、昔はそうするしかなかってんでしょうね。
しかし、それらを合体させて開発されたのがMacromediaのFireworks!
2つ必要だったソフトを1つでできるようにしたこのソフトは、私が利用していた当時は、印刷には向いていなかったなですが、Webページを作るには十分な機能を備えていました。
後発の強みだったかもしれないですね。
Webの需要の高まりで、Macromediaが成長していくのを見ていたAdobeは、Micromediaを買収して、結果、Fireworksをこの世から消してしまいました😭
それから歳月は流れ、そして出てきたのがAffinity!
Fireworks同様、AffinityもIllustratorとPhotoshop の機能の両方を搭載した、優れもののソフト!
Photoshop でしか出来なかった写真加工や、Illustratorでしか出来ない線を描画して自由なデザインを作ることが、Affinityだけで出来てしまう!
そこに目をつけたのがCanva!
Canvaは素人でも簡単にチラシなどのデザインができることで多くのユーザーのしじをあつめ、いまや、猫も杓子もCanva!Canvaを知らない人はいないくらい。
しかし、Canvaは簡単に使えると言うメリットがある一方で、痒いところに手が届かないソフトでもあるんです。
「もう少し太い線で、柔らかく湾曲した線が欲しい」
と思っても、素材の中から探すしかなく、そこになければ一番近い素材を使うしかないんですよね。
大多数のノン・デザイナー(私も含めて)はCanvaの機能だけでほとんど問題はないのですが、プロのデザイナーにしてみると物足りない。
おそらくそれらの人は未だにAdobeのIllustratorを使ってデザイン素材を作って、Canvaの素材として提供しているんだと思う。
それを知ってか、知らずか、CanvaはAffinity を買収して、Canvaアプリと連携できるように来てきた!
しかも、Canvaユーザーは無料で使える!
AdobeとCanvaの行方は?
まぁ、IllustratorやPhotoshopユーザーがすぐにAffinityに乗り換えるとは思えませんが、年間で8万円近いAdobeの製品(最低でも3〜4万/年する)と比べると、無料で使えるのはこの上なく魅力的❣️
また、デザイナーさんがAdobe製品を使い続ける理由としては、紙媒体への印刷と言う仕事があるからだけど、実はCanvaで作ったデザインも印刷屋さんに印刷してもらえる機能もある。
紙の印刷にも問題なく対応できるようになれば、これでIllustratorやPhotoshopに頼ってきたデザイナーも、高いそれらのソフトから安価でこれまで通りのデザインクオリティーを保てるCanva & Affinityのへの乗り換え組が多数出てくるはず。
さぁ、Adobeさん、どうする?
Macromediaを買収して以来、敵という敵がいなかったAdobe社。今やデザイン業界だけでなく、オフィス関連のサービスも出しているAdobeの牙城はかなり硬いとは思うけど、今後、どう出るか注目したいですね。

